ARP 2600は、教育的コンセプトからロックンロールのアイコンとなり、R2-D2にもエドガー・ウィンターの『フランケンシュタイン』のサウンドにもなりました。
スーツケースに入るサイズのモジュラー・シンセの2600はすぐにミュージシャンの間で人気となりました。膨大な量のパッチングすることもできましたが、パッチングが必須ということでもありませんでした。その多彩なサウンドは、スティーヴィー・ワンダー、ジョー・ザヴィヌル、ジェネシスのトニー・バンクス、デペッシュ・モードのマーティン・ゴアなど、多くのミュージシャンがこぞって愛用しました。ARP 2600 Vは、True Analog Emulation®最大の特徴である実機に忠実なサウンドと、多くの新機能を搭載しており、あなたのお気に入りの1台になることでしょう。
パッチングをしてもしなくても
オリジナル同様、ARP 2600 Vには内部接続のシグナルパスがあります。素晴らしいサウンドをすぐ使うもよし、パッチ・ケーブルを使用して色々と試すのもよし、すべてはあなた次第です!
必須要素
音楽スタイルを問わず、この2600もの比類なきサウンドを必ず必要とする瞬間がやってきます。そしてあなたは今、最高のソフトウェア・エミュレーションを手に入れたも同然です。
モジュラー・メンター
信号の流れに沿って左から右へのレイアウトでシンセシスの基礎を学ぶのであれば、間違いなくARP 2600 Vが最良の方法です。
すべての土台をカバー
モジュラーの自由度、簡単なシーケンス作成、リアルタイムのキーボード・パフォーマンス・コントロールを兼ね備えたARP 2600 Vは、すべてのユーザーのニーズに応えられる最高のツールです ─ 使い始めた瞬間から夢中になってしまうでしょう。
それは宇宙から
やってきた
アラン・R・パールマン (Alan Robert Pearlman) はNASAのために電子機器を設計していました。そして彼の音楽への情熱は、やがて新しいタイプのシンセサイザーを生み出すことへと繋がっていきます。
この情熱とエンジニアリングの専門知識が相まって、彼はARP Instruments社を設立しました。ARPは、当時最も複雑な回路を備え、多くのミュージシャン垂涎の的となったシンセを開発しただけでなく、シンセシスの世界、現代音楽、そして映画音楽にまでとても大きな影響を与えました。
1968年までにパールマンは、航空宇宙関連の仕事をベースにオペアンプを製造する会社を経営し、その会社を売却することですでに成功を収めていましたが、ある有名なシンセ・ブランドが当時、温度の変化によってチューニングが安定しないという問題を抱えていると聞いてから、電子楽器の製造に興味を持つようになりました。そしてパールマンが最初にデザイン設計したモデルでは、よりチューニングが安定していることが証明され、そのことで彼の電子楽器に対する興味はさらに加速していきました。
1969年、パールマンとデイヴィッド・フレンド (David Friend) はTonus社を設立し、後にパールマンのイニシャルをとってARPと社名変更しました。彼らの最初の製品は2500で、パッチケーブルの代わりにスライダー式のマトリックスを採用した大型モジュラー・システムでした。
ARP 2600の歴史を辿る
インターフェイス・デザインの
傑作
一見複雑そうに見えるかも知れませんが、2600は、我々がシンセシスの概念を理解し、素早く思い描いているサウンドが作れるようにデザインされているのです。
ARP 2600 Vは、まずオリジナルの実機同様のセミモジュラー構造を再現することから、その伝統を引き継いでいます。パッチケーブルはオプションです。なお、任意のパッチ・ポイントをクリックすると、ケーブルのもう一方の端を接続可能なポイントがすべて点灯します。そして、これは始まりに過ぎません。

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01. 驚異的なオシレーター
TAE®モデリング技術による2600の3つのVCOで、太く芯のあるサウンドに。2600 Vでは、オリジナルの実機に搭載されているすべてのパラメーターとパッチポイントが忠実に再現されています。
02. フィルター・フェス
オリジナルのフィルターを忠実に再現した上で、24dBと12dBのローパス、12dBのバンドパスとハイパス、そしてノッチ・モードを新たに追加しました。
03. ハイ・ボルテージ
4つのボルテージ・プロセッサーにより、オーディオ信号やモジュレーション信号の組み合わせ、ラグの追加、信号の位相反転など、より魅力的なサウンド・メイキングに繋がる機能を兼ね備えています。
04. 蘇ったリバーブの名機
オリジナルの実機に搭載されていたスプリング・リバーブを忠実に再現し、左右のステレオ・チャンネル用に独立したスライダーも備えています。
05. サンプル & ホールド
Sample & Holdジェネレーターを使って、バーブル音やバブル音を鳴らし、ランダムで個性的なモジュレーションを作り出してみましょう。この機能は、オリジナルの実機に搭載されていた機能を直接モデリングしています。
06. エンベロープ・フォロワー
DAWやオーディオ・インターフェイスからの入力されたトラックを2600 Vで処理し、ドラムループやソロ・トラックをまったく別のものに変貌させることができます。
2600
さらにその先へ
Arturia独自の拡張機能により、ARP 2600 Vはあなたの音楽制作のワークフローへスムーズに組み込む事ができます。そして時代を超えたARPとなります。
私たちは、最初の挑戦で既に多くのことを成し遂げたシンセサイザーに何を加えるべきか、慎重に考えました。そこで辿り着いた結論は「スーパーストック」のアプローチを取り入れる、つまり、オリジナル・モデルのオーナーが欲しいと思うような新しい機能を搭載することで、オリジナルをさらに良いものへと昇華させる、という発想でした。
忠実に再現されたARP 1601シーケンサーが内蔵されているため、一度使い始めると、きっと何日間も新しいパターン作りに没頭してしまうかもしれません。
オリジナルの2600はモノフォニックでしたが、ARP 2600 Vでは最大32ボイスのポリフォニック演奏が可能となり、ユニゾン・モードを使用すると、とても壮大で重厚感のあるサウンドになります。
煌びやかなコーラスとテンポ同期に対応したディレイを、左の「スピーカー」のすぐ下の隠れた位置に追加しました。
最大4つのカスタム・カーブを作成し、任意の信号にそのカーブに適用することで、無数のモジュレーション・パターンを作り出すことができます。
必要なのはLFOだけなのにも関わらず、なぜ主要なオシレーターのひとつを使う必要があるのでしょうか?ARP 2600 VのLFOはパッチング可能で、さらにマスター・テンポに同期することもできます。
ベロシティとアフタータッチを好きなパラメーターにパッチングすることで、とても表現力豊かな演奏が可能となりました。
実際の音を
試聴
ハービー・ハンコックの「カメレオン」のファンクから、ウェザー・リポートの「バードランド」のフュージョン、そして型破りなエフェクトまで、
2600にできないことは、ほとんどありませんでした。ユーザーやサウンド・デザイナーによる、これらのデモ曲を聴いていただければ、ARP 2600 Vが持つ大きなポテンシャルを感じていただけるでしょう。
Sound Objekt
6-8 Sequence
A big three oscillators lead sound with auto pan but without additional effects + hi hat rhythm with the ARP2600 V spring reverb.
Bass Notch
A square wave double oscillator bass sound showing all the power of the notch filter. (Listen to the notch frequency parameter sweep)
NOR MATT
Matt LUPO, one of our sound designers, has made a short song with 9 instances of the ARP2600 V...
Funky Goes
A little groove sample track using 8 ARP2600 V. All the drums sounds have been programmed with the ARP2600 V.
Sound Effects
A cheap 70'science fiction sound effects using five ARP2600V sequenced on Sonar 4 The famous Edgard Winter "Frankeinstein" sound has been used in the end of this track.
Artistscorner
PressClippings

含まれています
V collection
伝説のキーボードの数々を再発明
このインストゥルメントは、キーボードの歴史を築いたシンセ、オルガン、ピアノなど、夢のラインナップがそろったV Collectionの一部でもあります。これらのインストゥルメントは、本物のリアリズムのために最先端のテクノロジーでモデリングされ、新たにクリエイティブな追加機能で強化されています。スタジオでDAWプラグインとして使用する場合でも、ライブでスタンドアローンで使用する場合でも、V Collectionを使用することで、史上最高のキーボードを指先1つで操作し、即座にインスピレーションを得ることができます。
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主な特長
必要です
各パラメーターからサウンドデザイナーによるヒントまで、インストゥルメントのあらゆる側面について統合されたアプリ内チュートリアルがガイドしてくれますので、クリエイティブな作業に集中できます。こんなに簡単なことはありません!
Arturia Software Centerでは、すべてのArturiaソフトウェアタイトルのダウンロード、整理、アップデートをワンストップで行えます。ものごとはシンプルに。
Arturiaのバーチャルインストゥルメントとプラグインは、あなたのセットアップに簡単にフィットするように設計されています。制作スタイルを問わず、WindowsとMacOSの両方で、主要なDAWとの完全な互換性を楽しみながらサウンドを探求できます。
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Arturiaのクラシックなインストゥルメント・エミュレーションの視覚的な没入感を存分に味わいたい方にも、貴重なスクリーン面積を節約したい方にも、Arturiaのすべてのバーチャルインストゥルメントのインターフェイスは、用途に合ったサイズに変更できます。
Arturiaのインストゥルメントは、KeyLabシリーズにシームレスにマッピングされていますが、他のMIDIコントローラーとの相性も抜群です。即座にサウンドをエディットできるマクロ、簡単なDAW統合、スタンドアローン動作も簡単です。
TAE®による高精度エミュレーション
独自のアナログモデリング技術により、オリジナルの実機と聞き分けがつかないほどの高精度エミュレーションを実現。
アナログ・オシレーター、フィルター、ソフト・クリッピングの特性も正確に再現することで、細かいコンポーネントの違いが生み出すディテールやアナログの魅力を体感することができます。
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ギャラリー
主な特徴
オリジナルの実機 ARP 2600のすべてのパラメーター:
- 3基のボルテージ・コントロール・オシレーター
- オシレーター・シンク (Osc 2 → Osc 1)
- 24dB/Oct ロー・パス・レゾナント・フィルター (自己発振型)
- 1 LFO (ホスト・シーケンサーのテンポに同期可能)
- サンプル&ホールド、リング・モジュレーター、ノイズ・ジェネレーター
- ADSRとARエンベロープ・ジェネレーター
ARP 2500のマルチモード12dB/Octフィルター (ローパス、ハイパス、バンドパス、ノッチの各モードから選択可能) を搭載
オリジナルの実機ARPシーケンサー1601を忠実に再現
リアルタイムかつインタラクティブなLFO波形生成機能を備えた4系統の専用トラッキング・ジェネレーターを内蔵
インバーター、ミキサー、ラグ・プロセッサーとして使用可能なボルテージ・プロセッサーを内蔵
内蔵エフェクト:コーラス、MIDI同期可能なステレオ・ディレイ、リバーブ
2ボイスから32ボイスまでのポリフォニック演奏が可能 (ユニゾン・モードでの使用も可能)
トップ・サウンド・デザイナーによる500種類以上のプリセットを内蔵
TAE®アナログ・モデリングによるクリアで歪みがない最高品質のサウンドを実現
各プラットフォームでの動作環境
Windows
- Win 10+ (64bit)
- 4 GB RAM
- 4コア、3.4GHz (ターボブースト時4.0GHz) 以上のCPU
- 3GB以上のディスク空き容量
- OpenGL 2.0互換のGPU
- ARMプロセッサーはWindowsではサポートされていません
対応プラグイン形式
- スタンドアローンまたはVST、AAX、Audio Unit、NKS (64ビットDAWのみ) の各プラグイン形式で動作




Apple
- Mac OS 11+
- 4 GB RAM
- 4コア、3.4GHz (ターボブースト時4.0GHz) 以上のCPU、またはM1 CPU
- 3GB以上のディスク空き容量
- OpenGL 2.0互換のGPU
ASCとの動作
- Arturiaソフトウェア・インストゥルメントのインストール、アクティベーション、アップデートを支援するエレガントでシンプルなソリューションです。
このページに記載のメーカー名および製品名は各社に帰属する商標であり、Arturiaとは一切関係ありません。他のメーカーの商標は、開発中にその特徴やサウンドを研究したメーカーの製品を識別するためだけに使用しています。すべての機器名、発明者名、製造者名は、説明および教育目的のためにのみ記載しており、いかなる機器の発明者や製造者との提携や助言を示唆するものではありません。