コンプレッサーの
黄金律
過去40年間にチャートを賑わせたヒット曲や、栄誉ある賞を受賞したサウンドトラックや名盤を聴けば、Neve® 33609特有の卓越したトランジェント・コントロールが生み出すサウンドを耳にすることができます。
ダフト・パンクからコールドプレイ、ジェイムズ・ニュートン・ハワードからマイケル・ブーブレまで、このデュアルチャンネル・コンプレッサー＆リミッターは、約半世紀にわたってスタジオ・レコーディングの中心的な役割を担ってきました。
その滑らかなレスポンス、シンプルなデザイン、そして極めて高い柔軟性は、紛れもなく業界最高峰の名機としての地位を確固たるものとしました。現代の音楽は、この機材無くして語ることはできません。
ダイナミック・オールラウンダー
Comp DIODE-609は「コンプレッサー」や「リミッター」の域を超越し、繊細なサウンド、歪ませたサウンド、パンピングしたサウンドなど、どのようソースに対してもダイナミックなサウンドに仕上げるプラグイン・エフェクトです。
あらゆるサウンドに
Comp DIODE-609は、ドラム・バスのパラレル処理、ベースを太い響きににする、マスターバスの最終的な仕上げなど、あらゆるプロデューサー、ミュージック・メイカー、オーディオ・プロフェッショナルにとって欠かせないツールです。
新たに搭載された機能
Comp DIODE-609は、ミッドサイド処理や内蔵サイドチェインEQコントロールなど、現代の音楽制作環境に合わせた機能を内蔵しており、高い柔軟性を兼ね備えています。
誰もが憧れるNeve®サウンド
業界全体が称賛するオーディオ・エンジニアリングの重鎮が生み出した魔法は、今日に至るまで、世界中で大ヒットした楽曲を支え続け、そのサウンドをあなたのDAWでもお使いいただけます。
完璧なエンジニアリングを
再び
オリジナルの実機同様、Comp DIODE-609のシンプルなインターフェイスの裏には、革新的なエンジニアリング、膨大な時間を費やした解析、緻密なモデリング技術の存在があります。
その結果、誕生したのはプロ仕様の直感的な操作が可能なエフェクトです。ミックスのダイナミクスを的確にコントロールし、わずかな調整でも驚くほどの効果を発揮します。そして、現代の音楽制作のあらゆるニーズに対応する、モダンな機能を兼ね備えています。
ミックスの一体感を高めるプロテクティブ・グルーから、ドラム・バスをパンチのあるダイナミックなサウンドに仕上げる処理まで—このユニークなダイオード・ブリッジ方式のエフェクトは、あらゆるオーディオ用途に対応することができるプロセッサーとして、数あるコンプレッサーの中でも唯一無二の存在です。そしてComp DIODE-609では、そのサウンドをDAW上で忠実に再現しました。
Comp DIODE-609の主な特徴は、デュアル・コンプレッション・パネルです。このダイオードスタイルのコンプレッサーは、ドラムやステレオ・マスターなどのバス・チャンネルに特に効果的ですが、ボーカルや他の楽器のトラックにもタイトさと豊かな倍音を加えることができます。スロー/ファストのアタック・オプションからメイクアップ・ゲインまで、馴染みある定番のパラメーターを搭載し、パンチを出すためのアタック・タイムを調整することもできます。
Comp DIODE-609は、単体のサイドチェイン・ツールとしても仕様できるように設計されています。内部または外部入力、サイドチェイン・リスニング、ルックアヘッド・コントロール、さらには内蔵サイドチェインEQなど、ミックスだけでなく、パンピング・パッド、ボーカル・スペースなど、幅広い用途において高い精度での調整が可能です。
Comp DIODE-609のリミッター機能は、何も原音に影響を与えないサウンドを生み出すわけではありません。ミックスのピークを抑えるために使用しても、独特の暖かみがあるサウンドが生まれ、スレッショルドをタイトに設定すれば、今も変わらぬ人気の特徴的なクランチ・サウンドをお楽しみいただけます。
M/S (ミッド/サイド) 処理は、ステレオフィールドをコントロールするまったく新しい機能です。通常のL/R処理から切り替えると、ミックスのセンターと両サイドに対して別々にコンプレッションをかけることができるため、すべての楽器、ボーカル、リズムをちょうど良い立ち位置に収めることができます。
Comp DIODE-609は、コンプレッサー・セクションとリミッター・セクションのL/Rチャンネルをリンク可能なステレオ・エフェクトです。また、モノとモノ→ステレオモードでも使用することができ、ステレオ・フィールドの幅を自在に調整することができます。
コンプレッションした信号をもう少し色付けしたいときは、 新たに追加されたこのパラメーターが有効的です。ここではエミュレートされたダイオード・ブリッジ回路のキャリブレーションの具合を調整し、ユニット全体のヘッドルームを狭めて、最終的に高音域に行くほど倍音が増えていくキャラクターに仕上げることができます。
デジタルVUメーター
Comp DIODE-609の効果をより詳しく視認したいときは、オールドスクールなVUメーターをワンクリックすると、モダンなデジタルディスプレイが表示されます。オリジナルの波形とゲインリダクション、コンプレッション・レベルがリアルタイムで表示されます。
オーセンティックなデザイン
Comp DIODE-609のリアルな使用感は、サウンドだけにとどまりません。ワークフローやデザインも、実機に対して忠実に再現されているので、これまでにないリアルな体験をもたらします。そしてアイコン的なステップ式コントロールによる直感的な操作が可能なコントロール・レイアウトに加え、ゲイン・リダクションを示すVUメーターでエフェクト効果の視認をサポートします。
プリセット・ライブラリー
セッションが難航しているとき、ミックスが滞っているとき、締め切りが迫っているときなど、サウンド面での迅速な解決策が必要になることがあります。Comp DIODE-609には、スネア用からバッキング・ボーカル用まで、実践的なプリセットが多く内蔵されています。
連続コントロール
Comp DIODE-609の魅力のひとつは、ステップ式のコントロール・パネルで、サウンドをダイナミックに調整できることです。しかし、弾き手の繊細なニュアンスを活かしたい人のために、ディテールを微調整するための連続コントロール・オプションを追加しました。どちらを選ぶかは、あなた次第です。
極上のサイドチェイン
ステレオ・サイドチェインを思いのままに。 ─ 繊細なものからパンピングまで、そしてセンター寄りのミックスから広がりのある壮大なサウンドまで。
パラレル・コンプレッション
強めのコンプレッションをかけた信号を適度にミックスして、一体感と迫力のあるドラムバスに。
ミックスの中で主役となるギター・サウンド
ステレオ・フィールドのミッドチャンネルにわずかにコンプレッションをかけることで、ブルージーなギター・ステムがアンビエンス感を残しつつ、より存在感のあるサウンドに。
コンプレッサーの
アイコン
物事には、最初から正しく作られるものもあります。
Neve® 33609は80年代に設計されました。それ以来、数多くのモデル・バリエーションが登場しましたが、核となる設計、そしてその唯一無二のアイコン的なサウンドは変わっていません。時代を超えて必要とされ続け、今もなお高い評価を得ている同モデルは、現在もAMS Neve®社で製造されています。
しかし、33609は時のこれまでずっと第一線でサウンドを支え続けただけでなく、音楽業界の基準となるサウンドを築き上げました。マイケル・ブラウアー、ポール・エプワース、ジョシュ・オム、ナイル・ロジャース等々、33609のダイナミックなサウンドに惚れ込んだ、ジャンルを代表するベテラン・プロデューサーを挙げればきりがありません。
その秘密とは？ もはや神話的な存在にもなっている70年代のNeveコンソールのモジュールから生まれた33609は、2チャンネルのコンプレッサーとリミッターを搭載したラックユニットです。ダイオード・ブリッジ・トポロジーの採用により、非常に滑らかなレスポンスと透明感のある原音に忠実なサウンド同時に実現し、より早いレスポンスと上質な歪みが得られることで広く知れ渡りました。
この他では得られないレスポンスは、質の高いコンポーネントを使用したこともひとつの要因となっています。ルパート・ニーヴ自身が手がけた初期のコンソールには、イギリスに本拠を置くレーダー機器メイカー、マリンエア社のトランスを採用したものもありました。数十年後、これらのトランスは33609の製造に引き継がれ、Neve®が作り出し、今に引き継がれている遺産の一部が、このモダンなユニットの中に生き続けています。
この素晴らしいサウンドを生み出す秘訣をComp DIODE-609にも取り込むため、私たちは初期の完全ディスクリート・モデルとして高く評価されている33609 ‘C’ バージョンをモデリングしました。個々のコンポーネントの動作に至るまで忠実に再現され、現代の音楽制作ニーズに対応するために新たな機能が搭載されたComp DIODE-609は、まさに特別な存在であるということは言うまでもありません。
Included in
FX collection
実践的なエフェクト群
このエフェクトはFX Collectionに内蔵されているものですが、ミュージシャン、プロデューサー、アーティストにクリエイティブな音楽制作を可能にする、必要不可欠なオーディオエフェクト・プラグイン集です。驚異的な高精度でモデリングされたアイコン的なレコーディング機器から最先端のコンテンポラリー・エフェクトまで、このコレクションには最も人気の高いスタジオ機材、希少なギター・ペダル、モダンなミック・スエンハンサーなどを収録しています。あなたの音楽制作をさらに向上させ、これまで以上にミックスに色彩を加えることができます。
Learn More
主な特長
必要です
リバーブの素晴らしいトーン、硬質なプリアンプ、そして素晴らしいサウンド・デザイン能力など、これらのプラグインをどのように使うにせよ、これらのプラグインは、主要DAWのすべてと互換性があり、WindowsとMacOSの両方で動作します。ご安心ください。
Arturia Software Centerでは、すべてのArturiaソフトウェア・タイトルのダウンロード、整理、アップデートを管理することができます。可能な限りシンプルにまとめていきましょう。
Arturiaの定番エフェクト・エミュレーションの視覚的な没入感を存分に味わいたい方にも、貴重なスクリーン面積を節約したい方にも、Arturiaの全プラグインのインターフェイスは、個々のニーズに合わせたサイズへ変更できます。
FX Collectionプラグインのすべてのパラメーターをお気に入りのMIDIコントローラーにマッピングすれば、ミックス時に全て手元でパラメーターをコントロールできます。フィルターをスウィープさせたり、プリアンプで大きめに増幅させたり、モジュレーションをワープさせたりなど、その場でリアルタイムでのコントロールが可能となります。
FX Collectionに内蔵されているプラグインには全てチュートリアルが内蔵されており、サウンドを最大限に引き出すための重要なパラメーターやその調整方法、そしてミックスに役立つテクニックを段階的に解説しています。チュートリアル・パネルでは、使用中のパラメーターをリアルタイムに解説してくれるので、重要なポイントを見逃すこともありません。
FX Collectionの効率的なブリセット・ブラウザでは、お気に入りのプリセットをフィルタリング、整理、登録して、すぐに呼び出すことができます。インストゥルメントの種類、ジャンル、プロダクション・テクニックなどで検索することができるため、検索に無駄な時間を割くことをせず、エディットやクリエイティブな作業に貴重な時間をより費やす事ができます。
TAE®による高精度エミュレーション
独自のアナログモデリング技術により、オリジナルの実機と聞き分けがつかないほどの高精度エミュレーションを実現。
アナログ・オシレーター、フィルター、ソフト・クリッピングの特性も正確に再現することで、細かいコンポーネントの違いが生み出すディテールやアナログの魅力を体感することができます。
もっと詳しく
ギャラリー
主な特徴
- 可変アタック・タイムを追加
- M/Sモード・オプションを搭載
- 微調整が可能なアドバンスド機能パネルを搭載
- 外部サイド・チェイン・オプションを搭載
- EQ、そしてルックアヘッド・コントロールを搭載したアドバンスド・サイドチェイン
- アナログ入力ドライブを搭載
- ドライ/ウェット・コントロールを装備
- ステップ・コントロールの設定が可能
- アナログ、デジタルの選択が可能なディスプレイを搭載
- 画面サイズの変更がいつでも可能。
- プラグイン内にチュートリアル機能を内蔵
- ミキシングとマスタリングに適した豊富なプリセットを内蔵
Platforms specifications
Windows
- Win 10+ (64bit)
- 4 GB RAM
- 4 cores CPU, 3.4 GHz (4.0 GHz Turbo-boost)
- 1GB free hard disk space
- OpenGL 2.0 compatible GPU
- ARM processors not supported on Windows
Required configuration
- VST, AAX, Audio Unit, NKS (64-bit DAWs only).
Apple
- Mac OS 11+
- 4 GB RAM
- 4 cores CPU, 3.4 GHz (4.0 GHz Turbo-boost) or M1 CPU
- 1GB free hard disk space
- OpenGL 2.0 compatible GPU
Work with ASC
- An elegant and simple solution to help you install, activate, and update your Arturia software.
* All manufacturer and product names mentioned on this page are trademarks of their respective owners, which are in no way associated or affiliated with Arturia. The trademarks of other manufacturers are used solely to identify the products of those manufacturers whose features and sound were studied during the development. All names of equipment, inventors, and manufacturers have been included for illustrative and educational purposes only, and do not suggest any affiliation or endorsement by any equipment inventor or manufacturer.
*NKS対応