B-3 V

強大なオルガン界の君主。

B-3 Vは、伝説的なトーンホイールオルガンとロータリースピーカーの最も本格的でソウルフルなソフトウェアエミュレーションです。すべての定番サウンドに加え、最先端のエクストラサウンドも内蔵しています。

究極の
バーチャル・オルガン

B-3 Vは、クラシカルなトーンホイール・オルガンとロータリー・スピーカーの硬さ、鋭さ、素晴らしさをすべて完璧に捉え、さらにモジュレーション、エフェクト、現代の音楽制作に最適なサウンド・デザイン機能が追加されています。

ロック、ジャズ、ゴスペル、R&B、ソウル、レゲエ、ハウスに欠かせないこのアイコン的なオルガンは、穏やかな音から轟音まで瞬時に変化させることができます。プレイヤーたちは400ポンド (約180kg) もある実機をライブに持ち込んでいました。そして本格的なスタジオには必ず1台はありました。しかしB-3 Vがあれば、現代の音楽制作ワークフローにシームレスにフィットする形で、本物のサウンドを簡単、かつ手軽に手に入れることができます。

過去と未来が出会う

まずはじめに:B-3 Vは、このオルガンが築き上げてきた、これまでの素晴らしい歴史に心から敬意を表しています。その上で、現代のソフトウェアの力をもって、オリジナルの実機では不可能だったことを実現することが、我々の挑戦なのです。

絶対的存在の実機

数々の賞を受賞したV Collectionに搭載されているTAE®テクノロジーを駆使し、トーンホイール・オルガンの構成パーツとその相互作用を精密にモデリングした結果、音だけでなく回路動作も実機に忠実なものとなりました。

ささやきから叫びまで

軽快なバラードを弾いた時のサウンドも、ドローバーを引いた時のサウンドも、チューブ・プリアンプをクランクアップさせた時のサウンドも、そしてロックなサウンドも。B-3 Vなら、全てのサウンドが出せます。

円弧を描いて

ロータリー・スピーカーは、広く知られている壮大なサウンドを生み出す上で重要なパートであり、B-3 Vに内蔵されているエミュレーション機能は、それを極めて高い精度で再現しています。

ステージでもスタジオでも

アンサンブルにフィットするトーンホイール・トラックを録音したり、ステージ上でB-3 Vの高いCPU効率の恩恵を受けたりと、演奏環境を問わず、どこでもその性能を存分に発揮します。オーディエンスの中にキーボーディストがいたら、あなたが何を演奏しているのかをきっと知りたがるでしょう!

マッスル・カー
キーボード

ミュージシャンでなくても知られている「あの音」。ジャズの巨匠ジミー・スミスやシャーリー・スコット、ロッカーのキース・エマーソン、イエス、ディープ・パープル、サンタナ、ソウルの巨人ブッカー・T・ジョーンズに愛されたあのサウンドが、あなたの楽曲の中で甦ります。

B-3のサウンドは、レゲエの定番であり、無数のハウス・トラックのベースラインとして耳にしますが、それは本来意図されていたものではなかったのです。

トーンホイール・オルガンの開発者たちは、家庭のリビングルームで弾かれることや、パイプオルガンを設置できない教会での使用されることを念頭において開発していました。しかし、世界にはもっと大きな計画があったのです。
トーンホイール・オルガンは、時計職人のローレンス・ハモンド (Laurens Hammond) と発明家のジョン・ハナート (John Hanert) の発案によるもので、共同開発により1935年に最初のバージョンが発表されました。最も認知度が高く、人気の高いモデルであるB3は、1954年から1974年まで驚異的な生産数を誇りました。

B3の歴史を辿る

構造的な
完成度

B-3 Vでは、オリジナルの実機の複雑なメカニズムを全て入念にエミュレートし、同じサウンドを出すだけでなく、内部構造の挙動までもバーチャル・インストゥルメントとして完全に再現しました。

B-3 Vのベースとなった実機はエレクトロメカニカル (電気機械式) で、回転するトーンホイールとピックアップを組み合わせ、フルートのような音を色々なオクターブや倍音を重ねてサウンドを作る、全鍵発振が可能でした。これらのサウンドは、各鍵盤ごとに9本のドローバーを自由にミックスでき、ソフトでエアリーなサウンドから明瞭でアンサンブルでの抜けの良いサウンドまで、さまざまなタイプのトーンを作り出すことができます。

しかし、B3には大きな特徴がいくつもありました。パーカッション機能は、セカンド (2倍音) やサード (3倍音) で素早く減衰するサウンドを加えるもので、キーを押すたびにエッジの効いたアタックが得られ、ソロやリズミックな演奏に最適でした。そしてモジュレーション機能では、3種類の深さが異なるビブラートやコーラスをかけることができました。

Bから
Tへ

パネル・レイアウトもオリジナルの実機を忠実に再現しています。

このような伝説的な楽器をエミュレートする場合、絶対に手を加えない箇所があります。本モデルでは、それはドローバーやロッカー・スイッチなどのコントロール・レイアウトです。これらは、全てのオルガン・プレーヤーが期待している通りの場所に正確に配置されています。こういった点がより実機を彷彿とさせることに繋がるのです。

  • ドローバー

    上鍵盤、ペダル鍵盤、下鍵盤のドローバーはセンターを挟んで左右に配置されています。

  • ビブラート/コーラス

    精巧にモデリングされた機械式スキャナー・ビブラートは上鍵盤、下鍵盤/ペダル鍵盤に個別に割り当て可能です。また、人気の高い、厚みのあるエフェクトのコーラス・モードも兼ね備えています。

  • ハーモニック・パーカッション

    ジャズやロックのソロでよく聴かれるシングルトリガーのパーカッションも精巧にモデリングされ、パネル右上にはオン/オフ、ボリューム、ディケイ、ハーモニックのタブがあります。

  • ロータリー・スピーカー

    リアルな半月型スイッチで、ロータリー・スピーカーのスロー (コーラル) とファスト (トレモロ) を切り替えたり、フュージョン・オルガン奏者のブライアン・オーガー (Brian Auger) が使用した、回転を停止させるストップ・モードを使用することもできます。

  • プリアンプをドライブアップさせる

    Arturia独自のモデリング技術で再現された、オリジナルのAO28チューブ・プリアンプが生み出すウォームなクランチ・サウンドをお楽しみください。

  • エクスプレッション・ペダル

    オリジナルの実機同様、小さな音量でもしっかりと低音域をキープでし、人間の耳が感じる音の大きさに最適化されたサウンドを提供します。

  • 上下鍵盤とペダル鍵盤

    上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤を別々のMIDIチャンネルに割り当てることで、究極のオルガン・コントローラー・ツールを作成することができます。

モダンな
Modパネル

現代のテクノロジーで、このBをさらに進化。

Modパネルを開くと、オリジナルの実機ではハンダごてが必要でしたが、今はまったく異なる方法で、B-3 Vの内部に簡単に潜り込むことができます。

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01. オルガンのモデル

トーンホイール・プロファイルでさまざまなビンテージやモデルに触れ、トーンホイールやドローバーのリーケージ (信号漏れ) ・レベルも細かくコントロールすことができます。

02. Percussion

ハーモニック・パーカッションのディケイタイムを詳細に設定することができ、さらに上鍵盤の音量を下げるかどうか、またはオリジナル・ハードウェア同様に、パーカッション使用時には「1’」ドローバーをオフにするかどうかも設定することができます。

03. ミックス・バランス

上下鍵盤の音量バランスと、ジャズやロックプレイヤーに愛されている重要なキークリック (打鍵時に生じるわずかでスタティックなポップ音) のレベルも調整することができます。

04. エンベロープ

オリジナルの実機同様の、瞬時にオン/オフできるエンベロープはそのままに、アタックとリリース・タイムを長めにして、教会オルガンのようなサウンドにすることも可能です。

05. ドローバー・モジュレーター

この多機能ツールは、LFO、マルチポイント・エンベロープ、またはステップ・シーケンサーの動作と連動し、演奏中にドローバーを操作することができます。まるで最大10本の手でドローバーを同時に操作するようなものです。

スタジオ・グレードに匹敵する
エフェクト・クオリティ

ロータリー・スピーカーを設定し、ペダルボードを組んで、B-3 Vをバーチャルな音響空間にセッティングしていください。

B-3 Vの豊富なエフェクトを駆使すれば、頭に思い描いたオルガン・サウンドを、すべてこのプラグイン内で試しながら完成させることができます。

  • アンプ・セクション

    Switch between Rotary Speaker and Twin Amp modes for ultimate tonal flexibility. Shape your sound with drive, reverb, EQ, and tremolo controls, delivering authentic vintage warmth.

  • ルーム・セクション

    最適なアンビエンス空間をチョイス。B-3 Vは、プレート、スプリング、モダン・ハードウェアのスタジオ・リバーブもシミュレート可能です。

  • エフェクト・スロット

    13 effects profiles to choose from to enhance and personalize the tone of B-3, from spatial effects, to distortion, dynamics and sound-widening modulations.

  • Mod view

    トーンホイール・プロファイルでさまざまなビンテージやモデルに触れ、トーンホイールやドローバーのリーケージ (信号漏れ) ・レベルも細かくコントロールすことができます。

実際の音を
試聴

Bの魅力のひとつはその柔軟性の高さであり、ドローバーのセッティングがフィットすれば、まさにどんなスタイルの音楽にも対応することができます。

これらのサウンド・デモは、まさにB-3 Vが誇る高い柔軟性を示したものです。

Last Minute_Jam

Organ from the B-3V using one of the classic presets. Bassline comes from Mini V3. Electric piano sounds courtesy of the Stage-73 V.

Black Bug

Classic 60s Organs

Classic 70s Organs

Snake Eyes

Low B

プリセット

B-3 Vの簡単で使いやすいプリセット・ブラウザで、世界屈指のサウンド・デザイナーによる作品の数々をお聴きください。

私たちは、世界で最も優れたサウンド・デザイナーたちと仕事をする機会に恵まれています。彼らの作品をタイプやスタイル別に検索、タグ付け、フィルタリングし、B-3 Vがいかに多彩なサウンドを生み出すオルガンになり得るかがお分かりいただけると思います。そして、あなただけのプリセットを作成し、詳しい説明を添えてください!

Artistscorner

含まれています
V collection

伝説のキーボードの数々を再発明

このインストゥルメントは、キーボードの歴史を築いたシンセ、オルガン、ピアノなど、夢のラインナップがそろったV Collectionの一部でもあります。これらのインストゥルメントは、本物のリアリズムのために最先端のテクノロジーでモデリングされ、新たにクリエイティブな追加機能で強化されています。スタジオでDAWプラグインとして使用する場合でも、ライブでスタンドアローンで使用する場合でも、V Collectionを使用することで、史上最高のキーボードを指先1つで操作し、即座にインスピレーションを得ることができます。

もっと詳しく

含まれています
V collection

伝説のキーボードの数々を再発明

このインストゥルメントは、キーボードの歴史を築いたシンセ、オルガン、ピアノなど、夢のラインナップがそろったV Collectionの一部でもあります。これらのインストゥルメントは、本物のリアリズムのために最先端のテクノロジーでモデリングされ、新たにクリエイティブな追加機能で強化されています。スタジオでDAWプラグインとして使用する場合でも、ライブでスタンドアローンで使用する場合でも、V Collectionを使用することで、史上最高のキーボードを指先1つで操作し、即座にインスピレーションを得ることができます。

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主な特長
必要です

  • アプリ内チュートリアル

    各パラメーターからサウンドデザイナーによるヒントまで、インストゥルメントのあらゆる側面について統合されたアプリ内チュートリアルがガイドしてくれますので、クリエイティブな作業に集中できます。こんなに簡単なことはありません!

  • ASC

    Arturia Software Centerでは、すべてのArturiaソフトウェアタイトルのダウンロード、整理、アップデートをワンストップで行えます。ものごとはシンプルに。

  • DAW対応

    Arturiaのバーチャルインストゥルメントとプラグインは、あなたのセットアップに簡単にフィットするように設計されています。制作スタイルを問わず、WindowsとMacOSの両方で、主要なDAWとの完全な互換性を楽しみながらサウンドを探求できます。

  • プリセットブラウザ

    インテリジェントで効率的なプリセットブラウジングで、頭の中にあるサウンドを即座に見つけることができます。キーワードで検索したり、楽器の種類や音楽スタイルで探したり、お気に入りを登録して後ですぐに呼び出すこともできます。

  • リサイズ可能なGUI

    Arturiaのクラシックなインストゥルメント・エミュレーションの視覚的な没入感を存分に味わいたい方にも、貴重なスクリーン面積を節約したい方にも、Arturiaのすべてのバーチャルインストゥルメントのインターフェイスは、用途に合ったサイズに変更できます。

  • 完璧な統合

    Arturiaのインストゥルメントは、KeyLabシリーズにシームレスにマッピングされていますが、他のMIDIコントローラーとの相性も抜群です。即座にサウンドをエディットできるマクロ、簡単なDAW統合、スタンドアローン動作も簡単です。

TAE®による高精度エミュレーション

独自のアナログモデリング技術により、オリジナルの実機と聞き分けがつかないほどの高精度エミュレーションを実現。

アナログ・オシレーター、フィルター、ソフト・クリッピングの特性も正確に再現することで、細かいコンポーネントの違いが生み出すディテールやアナログの魅力を体感することができます。

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ギャラリー

主な特徴

フィジカル・モデリング・エンジン (サンプル不使用) 搭載

2段鍵盤のインターフェイスを採用

各鍵盤には個別のMIDIチャンネルを設定可能

上下の各鍵盤ごとに9本のドローバーを装備

3タイプのコーラス、ビブラートが設定可能

上下鍵盤を個別にオン/オフ可能

プリアンプのドライブ量を調整可能

モデリングによるロータリー・スピーカー・エミュレーターを搭載

モデル調整用のアドバンスド・コントロールを搭載

コンボリューション・リバーブを搭載

トラディショナルなレズリー・コントロールを搭載

スウェル・ペダル機能を搭載

パーカッション・コントロール

  • オン/オフ・スイッチ
  • ボリューム切替 (ソフト/ノーマル)・スイッチ
  • ディケイ切替 (スロー/ファスト)・スイッチ
  • 倍音成分の調整

接続順の変更が可能なエフェクト・スロットを搭載

  • ボリューム、ワウ、オートワウ
  • フランジャー
  • コンプレッサー
  • コーラス
  • アナログ・ディレイ

新しいアドバンスド・ドローバー・モジュレーター

  • 多彩な波形と位相オプションを内蔵したLFO
  • マルチポイント・エンベロープ
  • ステップ・シーケンサー
  • 変調量をプラスにもマイナスにも設定可能なドローバー

Mod view

  • ドローバー・リーケージ
  • トーンホイール・リーケージ
  • ブリリアンス
  • バックグラウンド・ノイズ
  • ポリフォニック・パーカッション
  • キー・クリック・ボリューム
  • アタック&リリース・コントロール

50種類のファクトリー・プリセットを内蔵

簡単に使いこなせるMIDIマッピング

各プラットフォームでの動作環境

Windows

  • Win 10+ (64bit)
  • 4 GB RAM
  • 4コア、3.4GHz (ターボブースト時4.0GHz) 以上のCPU
  • 3GB以上のディスク空き容量
  • OpenGL 2.0互換のGPU
  • ARMプロセッサーはWindowsではサポートされていません

対応プラグイン形式

  • スタンドアローンまたはVST、AAX、Audio Unit、NKS (64ビットDAWのみ) の各プラグイン形式で動作

Apple

  • Mac OS 11+
  • 4 GB RAM
  • 4コア、3.4GHz (ターボブースト時4.0GHz) 以上のCPU、またはM1 CPU
  • 3GB以上のディスク空き容量
  • OpenGL 2.0互換のGPU

ASCとの動作

  • Arturiaソフトウェア・インストゥルメントのインストール、アクティベーション、アップデートを支援するエレガントでシンプルなソリューションです。

このページに記載のメーカー名および製品名は各社に帰属する商標であり、Arturiaとは一切関係ありません。他のメーカーの商標は、開発中にその特徴やサウンドを研究したメーカーの製品を識別するためだけに使用しています。すべての機器名、発明者名、製造者名は、説明および教育目的のためにのみ記載しており、いかなる機器の発明者や製造者との提携や助言を示唆するものではありません。