Clavinet V

フィジカルファンクマシーン。

'迷信' をはじめ、無数のソウルフルな名曲の紛れもないサウンドをその手に。Clavinet Vは、独自のフィジカルモデリング・テクノロジーにより、クラヴィネットのサウンドを細部に至るまで忠実に再現しました。

そこが
Clavinet Vが他とは違うところです

ほぼすべてのキーボードにクラヴィのパッチがありますが、どれも実機からはかけ離れているものばかりです。

Arturiaのフィジカル・モデリング技術は、クラヴィネットの忠実なオーディオ・ホログラムを作成します。ウンドの一部分だけをサンプリングして切り取るものではないため、躍動感溢れるリアルなクラヴィネットのサウンドが得られます。その実機さながら煌びやかなサウンドは、あなたのまだ知らない音楽的なアイディアを引き出してくれるでしょう。

耳の肥えたあなたのリスナーでさえ、実機を使ったと思ってしまうでしょう。

本物のサウンドをすべてをここに集約

Clavinet Vでは、オリジナル機と変わらない同じコントロール操作が再現されています。誰もが同じプリセットの枠内で演奏するのではなく、自分だけの理想のサウンドを作り上げてください!

煩わしさを徹底的に排除

ビンテージのクラヴィネットは中古市場で買い漁られ、出回る数も極めて少なく、修復するにしてもとても高い費用がかかります。その反面、Clavinet Vなら面倒なチューニングや修理も一切必要ありません。

ファンクマスター

ソウル、ロック、R&B、ヒップホップ、ダンス、プログレ…… クラヴィネット以上に音楽にグルーヴやリアルな質感を加えられるものはありません。

即戦力となるサウンド

そのまま演奏しても良し、モデリングした当時のエフェクト通して演奏するも良し、ライブやレコーディングのミックスなど、場所を問わず、かつてないほど手軽にクラヴィネットのサウンドで演奏することを可能にしました。

仕組みについて

ギターは、かき鳴らすことも単音でピッキングすることもできますが、指で弦を押さえたままビブラートをかけることもできます。

これが、エディ・ヴァン・ヘイレンで有名になった「ハンマリング・オン」奏法の核となる部分です。キーボードにそのテクニックを適用させ、すべての鍵盤に対してに弦を張り、ギターのようにピックアップを取り付けたものが、クラヴィネットです。

クラヴィネットの始まりは華やかなものではありませんでした。ハーモニカやアコーディオンで有名なドイツのホーナー (Hohner) 社は、クラシックの練習やリサイタルでの使用を目的とした一連のエレクトリック・キーボードを開発しました。設計者のエルンスト・ザカリアス (Ernst Zacharias) は、1950年代のチェンバレット (Cembalet) をはじめ、様々な技術や素材を試しました。チェンバレットは、ハープシコードのような動作で、リードを弾いて音を出しました。次に登場したピアネット (Pianet) シリーズでは、フォームパッドがリードに貼り付けられており、鍵盤を弾くとミュートする役割のパッドが離れ、リードが振動して音が出る仕組みでした。

クラヴィネットの歴史を探る

本物のクラヴィネットを
パーツの1つ1つに至るまで

伝説的名機を忠実に再現する秘訣。それは、使われているパーツも全て緻密なモデリングを行うことです。

クラヴィネットの特徴的な側面は、それぞれが相互作用しながらも、単体で見てもサウンド面において重要な役割を果たすエレクトロ・アコースティック部品の集合体であるということです。その挙動、ひいてはサウンドを捉えるには、単なるサンプリングでは不十分です。そこで、我々は各部品を詳細にモデリングすることで、クラヴィネットの特有のサウンドと演奏時に生み出されるダイナミクスを、完全に再現することに成功しました。

フィジカル・モデリング技術

クラヴィネットのサウンドは、弦が金属のプレートに接触することにより、ギターやベースの弦をスラップした時のようなアタック感の強い特徴的なブライトなサウンドが生まれます。鍵盤を放すと、弦に巻き付けられた糸のダンピングが作動して音が止まります。これらの各パーツは、よりソフトでミュートされたまま弦を弾いたサウンドを作るマスター・ダンパー・スライダーに至るまで、弾き手の強弱を付けた音量差やサウンドの明瞭感の違いを忠実に追従するようモデリングされています。

アルゴリズムによる回路エミュレーション

クラヴィネットの弦振動は、エレキギターに搭載されているハムバッキング・ピックアップのように電気信号へと変換されます。左手側のロッカー・スイッチで、ピックアップの選択と位相、そして低域、中域、高域のトーン・コントロールをスイッチで選択できます。こうした一連のサウンドのトーンに関わる各パーツを高度なアルゴリズム技術でエミュレートし、Clavinet Vは実機と比べ遜色ないレスポンスとサウンドを生み出すことを可能にしました。

とてもシンプルでありながらも
高い柔軟性を

Clavinet D6の全てのトーン・コントロール

  • 新たなフィルターの有効性

    ふくよかでメロウなサウンドから、シャープで鼻にかかったようなサウンドまで、Clavinet Vでは、4つのフィルター・スイッチでさまざまな周波数帯域を細かく調整することができます。

  • ピックアップの芸術性

    ピックアップ・スイッチで積極的なサウンドのコントロールを ─ 片方のピックアップのみにするか、両方を同位相にするか、それとも逆相にしてアウト・オブ・フェーズのサウンドにするか、必要とされるサウンドに応じてセレクトしてください。

  • ミュート・ポイント

    我々はクラヴィネットの物理的なミュート機構をも精巧にモデリングしました、それはサステインとサウンドの明るさ両方に大きく影響するからです。

追加された
各種新機能

Clavinet Vなら、実機さながらの、そして時には実機ですら成し得なかったパーツやサウンドの細部まで調整することができます。

フィジカル・モデリングは、サンプリング・ベースのインストゥルメントよりも遥かに緻密なサウンド・メイキングを可能にし、特には実機をも凌駕します。エフェクトを加え、プロフェッショナルなサウンドを、指先ひとつで思いのままにコントロールすることができます。

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01. クライ・ベイビー

クラヴィネットをもっとファンキーに響かせるには? きっとそのひとつの答えはワウ・ペダルですね!Clavinet Vでは、MIDIアサインが可能なペダルか、オート・ワウのどちらかを選択できます。

02. オンにした瞬間、新たな体験が始まります。

実機をモデリングしたビンテージ・フェイザー、フランジャー、コーラス、ディレイ、オーバードライブ、コンプレッサー・ペダル、そしてトークボックス・エフェクト用のボーカル・フィルターの中から必要なものを選択して、4つのストンプボックスのスロットに、それぞれ割り当てることができます。

03. プロフェッショナルなアンプ・サウンドを

モデリングされたTwinスタイルのアンプ・シミュレーターでは、3バンドEQとトレモロを内蔵し、実機に肉薄したサウンド・メイキングが楽しめます。

04. あなただけのオリジナル・サウンドを

Clavinet Vの音ハーモニック・プロファイルを切り替えることで、全くキャラクターの違うサウンドを瞬時に生み出します。

05. 全ての細部に至るまで

クラヴィネットは、使い手が異なれば2つとして同じサウドは存在しません。つまり、弦の共鳴の仕方、鍵盤から手を離したときのノイズ、そしてハンマーの硬さなど、他に類を見ないほど、とても細かい部分に至るまで調整することができるということです。

06. 自分だけのタッチを

ベロシティカーブ・エディターで、あなたの演奏スタイルやお使いのMIDIコントローラーに合わせてClavinet Vのレスポンスを最適化することができます。また、作成したベドシティ・カーブはプリセットとして保存可能です。

実際の音を
試聴

「迷信」のサウンドは誰もが知っていて、大好きな楽曲のひとつだと思いますが、オリジナルの実機同様、Clavinet Vには更に多くの音楽的かつサウンド面に仕掛けが施されています。

フィジカル・モデリングとアルゴリズミック・エミュレーションが融合したClavinet Vでは、数多くのファンク、ポップス、R&B、ロックのヒット曲を支えてきたリアルなクラヴィネット・サウンドを様々な形でお楽しみいただけます。是非これらのデモをチェックして、無限に広がるクラヴィネットの新たなサウンドを体感してください。

Fast Lane

Paolo Negri

Funky

Christian Laffite

Movie

Christian Laffite

プリセット

ベーシックなファンク・サウンドから、緻密に作り込まれたプログレ・サウンドまで、Arturiaの敏腕サウンドデザイナー達が、オリジナルのクラヴィネットで作り出せるサウンドだけでなく、時にはオリジナルでは成し得なかったサウンドまで、幅広く作成したプリセットをファクトリー・サウンドバンクに凝縮しました。

Artistscorner

含まれています
V collection

伝説のキーボードの数々を再発明

このインストゥルメントは、キーボードの歴史を築いたシンセ、オルガン、ピアノなど、夢のラインナップがそろったV Collectionの一部でもあります。これらのインストゥルメントは、本物のリアリズムのために最先端のテクノロジーでモデリングされ、新たにクリエイティブな追加機能で強化されています。スタジオでDAWプラグインとして使用する場合でも、ライブでスタンドアローンで使用する場合でも、V Collectionを使用することで、史上最高のキーボードを指先1つで操作し、即座にインスピレーションを得ることができます。

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V collection

伝説のキーボードの数々を再発明

このインストゥルメントは、キーボードの歴史を築いたシンセ、オルガン、ピアノなど、夢のラインナップがそろったV Collectionの一部でもあります。これらのインストゥルメントは、本物のリアリズムのために最先端のテクノロジーでモデリングされ、新たにクリエイティブな追加機能で強化されています。スタジオでDAWプラグインとして使用する場合でも、ライブでスタンドアローンで使用する場合でも、V Collectionを使用することで、史上最高のキーボードを指先1つで操作し、即座にインスピレーションを得ることができます。

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主な特長
必要です

  • アプリ内チュートリアル

    各パラメーターからサウンドデザイナーによるヒントまで、インストゥルメントのあらゆる側面について統合されたアプリ内チュートリアルがガイドしてくれますので、クリエイティブな作業に集中できます。こんなに簡単なことはありません!

  • ASC

    Arturia Software Centerでは、すべてのArturiaソフトウェアタイトルのダウンロード、整理、アップデートをワンストップで行えます。ものごとはシンプルに。

  • DAW対応

    Arturiaのバーチャルインストゥルメントとプラグインは、あなたのセットアップに簡単にフィットするように設計されています。制作スタイルを問わず、WindowsとMacOSの両方で、主要なDAWとの完全な互換性を楽しみながらサウンドを探求できます。

  • プリセットブラウザ

    インテリジェントで効率的なプリセットブラウジングで、頭の中にあるサウンドを即座に見つけることができます。キーワードで検索したり、楽器の種類や音楽スタイルで探したり、お気に入りを登録して後ですぐに呼び出すこともできます。

  • リサイズ可能なGUI

    Arturiaのクラシックなインストゥルメント・エミュレーションの視覚的な没入感を存分に味わいたい方にも、貴重なスクリーン面積を節約したい方にも、Arturiaのすべてのバーチャルインストゥルメントのインターフェイスは、用途に合ったサイズに変更できます。

  • 完璧な統合

    Arturiaのインストゥルメントは、KeyLabシリーズにシームレスにマッピングされていますが、他のMIDIコントローラーとの相性も抜群です。即座にサウンドをエディットできるマクロ、簡単なDAW統合、スタンドアローン動作も簡単です。

Phi® Powered

State-of-the-art physical modeling designed to provide real material depth to our acoustic and electro-acoustic virtual instruments.

With advanced mathematical algorithms, our engineers recreate every aspect of the original instruments, down to the finest vibrations - for a response that sounds and feels as tangible as the real thing.

Learn more

ギャラリー

主な特徴

最先端のフィジカル・モデリング・エンジン (事前に収録されたサンプル音源は不使用)

Hohner™ クラヴィネット

  • ミュート・バー
  • ピックアップ・ノイズまでも生成し、忠実にモデリングされたピックアップ (上下4種類のピックアップの組み合わせが選択可能)
  • 忠実にモデリングされたトーン回路 (4バンドEQ、ブリリアント、トレブル、ミディアム、ソフト)
  • ボリューム・コントロール

Fender Twinアンプ

  • モデリングされたスプリング・リバーブ
  • 軸上と軸外の選択可能なマイキングのポジション
  • トーン・コントロール
  • モノラル・ビブラート
  • 各エフェクトは出力回路の後段に配置

接続順の変更が可能なエフェクト・スロットを搭載

  • ワウ、オートワウ
  • フランジャー
  • フェイザー
  • コンプレッサー
  • コーラス
  • アナログ・ディレイ
  • Overdrive
  • ボーカル・フィルター

フィジカル・モデリングの微調整ができるアドバンスド・モード:

  • ハーモニック・プロファイル・セレクト
  • ベロシティ・カーブ・エディター
  • ストリング・レゾナンス
  • リリース・タイム
  • チューニング
  • 手を離したときの鍵盤ノイズの微調整
  • ダイナミクス
  • ハンマーの硬度設定
  • ハンマー・ノイズ
  • ピックアップ・ノイズ

74種類のファクトリー・プリセットを内蔵

簡単に使いこなせるMIDIマッピング

各プラットフォームでの動作環境

Windows

  • Win 10+ (64bit)
  • 4 GB RAM
  • 4コア、3.4GHz (ターボブースト時4.0GHz) 以上のCPU
  • 3GB以上のディスク空き容量
  • OpenGL 2.0互換のGPU
  • ARMプロセッサーはWindowsではサポートされていません

対応プラグイン形式

  • スタンドアローンまたはVST、AAX、Audio Unit、NKS (64ビットDAWのみ) の各プラグイン形式で動作

Apple

  • Mac OS 11+
  • 4 GB RAM
  • 4コア、3.4GHz (ターボブースト時4.0GHz) 以上のCPU、またはM1 CPU
  • 3GB以上のディスク空き容量
  • OpenGL 2.0互換のGPU

ASCとの動作

  • Arturiaソフトウェア・インストゥルメントのインストール、アクティベーション、アップデートを支援するエレガントでシンプルなソリューションです。

このページに記載のメーカー名および製品名は各社に帰属する商標であり、Arturiaとは一切関係ありません。他のメーカーの商標は、開発中にその特徴やサウンドを研究したメーカーの製品を識別するためだけに使用しています。すべての機器名、発明者名、製造者名は、説明および教育目的のためにのみ記載しており、いかなる機器の発明者や製造者との提携や助言を示唆するものではありません。